リアンの法要
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木魚

本日は、仏具の『木魚』についてお話致します🙏
「ぽくぽくぽく」と、読経と共に使われる仏具の「木魚」。魚とは言いがたい丸い形なのに、なぜ「木の魚」なのか?
元々は「魚板」(ぎょばん)などと言われるように、平らな魚の形をしていました🙇
江戸時代初期に来日した明の高僧、隠元禅師が伝えた「開梆」(魚梆)が、木魚の原型と言われています。魚は目を閉じて寝ないことから、「魚のように寝る間を惜しんで、日夜修行に励むように」という修行僧への戒めとしして、魚の形をしている、と言われています(出典:中国の禅宗寺院の生活規範「勅修百丈清規」)。しかし、現在の「木魚」は、鈴のように丸い形をしています🙇
一身二頭の竜または魚・鯱(シャチ)が向き合い、珠の周りをぐるりと囲んだ丸い形で「円木魚」「団形魚」と言います。体には魚の鱗や龍の姿が彫られており、魚板と同様、口には煩悩の珠をくわえています。いつ頃、現在のような形になったのか、詳しい歴史は不明ですが、開梆が伝来した後に形を転じ、現在一般的に「木魚」と呼ばれる丸い鈴の形になったと言われています🙏📿