リアンの法要
リアンの法要
リアンの法要
リアンの法要
本日は『塔婆(とうば)』についてお話させて頂きます
お墓に建ててある、お経の書かれている木の札(ふだ)のようなものを、塔婆(とうば)といいます。
いまから2500年前のインドで仏教の開祖であるお釈迦様が誕生し、多くの人々に尊崇されました。お亡くなりになると火葬にされ、ご遺骨は8つに分けられました。その遺骨をストゥーパ(卒塔婆)とよばれる仏塔に納められました。この仏塔が、塔婆の原型となっています
塔婆の一番上に書かれている呪文のようなものは梵字(ぼんじ)です。梵字とはお釈迦様も用いていたサンスクリット語で、表側に書かれているのは五輪塔の5つの要素を意味する「空・風・火・水・地」を表す文字です。裏側には、大日如来を示す文字が書かれています
宗派やお寺によっては、梵字ではなく「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」などと経文が書かれる場合もあります
塔婆を立てる宗派は、浄土真宗以外です。なぜ浄土真宗では塔婆を立てないのかといえば、浄土真宗では、追善供養(ついぜんくよう)をする必要がないためです。浄土真宗では、人は亡くなればすぐに阿弥陀仏に導かれ、浄土へ行けるとされています。よって、生きている人が亡くなった人のために功徳を積む必要はないのです。
なお、塔婆を立てるタイミングは『年忌法要』・『お盆』・『お彼岸』となります